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SEO対策の基本!metaタグ(メタタグ)を記述するポイント

SEO対策の基本!metaタグ(メタタグ)を記述するポイント

Webマーケティングの成功には、SEO対策は欠かせない施策です。metaタグ(メタタグ)は、Webサイトの情報を検索エンジンやブラウザに対して伝えるために使用されるタグです。metaタグを適切に使用することは、ユーザーの検索満足度や検索エンジンからの評価を高める効果があり、SEO対策の重要な要素となります。この記事では、metaタグがWebサイトに与える影響や、metaタグを設定する際のポイントをご紹介します。

目次

metaタグとは

metaタグ(メタタグ)とは、WebサイトのHTMLファイル内で、主に検索エンジンやブラウザに向けてそのサイトの情報を伝えるためのタグです。「meta」は、ギリシャ語由来の言葉で「超越した」と訳され、ある物事について外側の視点から見ることを意味します。つまりmetaタグは「データについての情報」を示すものになります。metaタグに記述される情報は、言語・タイトル・キーワード・概要などが含まれます。これを検索エンジンのクローラーが読み取ることで、Webサイトの正確な内容や関連性が評価され、結果として、ユーザーの検索意図に沿ったWebサイトが表示されやすくなります。metaタグは基本的にHTMLファイルの<head>要素内に記載されますが、WordPressなどのCMSではプラグインを通じて容易に設定が可能です。metaタグを設定していなくても検索エンジンはWebサイトのインデックスを行いますが、SEO対策の観点からみると、metaタグを設定するメリットはあると考えます。


SEO対策で活用できるmetaタグ

SEO対策で活用できるmetaタグは、検索結果の見え方で重要な役割を果たします。メタディスクリプションやタイトルタグを適切に設定することで、ユーザーの目に留まりやすくなり、クリックされる確率が上がります。これらを知っておくことで、ホームページの使いやすさを高め、多くのユーザーに届けることができます。

メタディスクリプション(meta description)

メタディスクリプションとは、記事の概要を短い文章で説明するmetaタグです。検索結果が表示されるページでは、記事のタイトル下に表示されています。メタディスクリプションは、検索エンジンによる上位表示のための評価には直接関係がないとも言われていますが、タイトルの次にユーザーの目に留まりやすいので、ホームページの集客アップのためには重要なmetaタグです。ユーザーにクリックしてもらうために、SEO対策用に設定しているキーワードを冒頭に置き、ユーザーへの内容の説明、行動を促す言葉という流れで書いていきます。メタディスクリプションを書く際は、ユーザーがこの文章を読んで、クリックするかどうか判断するということを意識することが大切です。表示される文字数は使用するデバイスによって異なりますが、限りがあるので120文字程度に収めることを意識してください。スマートフォンの場合は、80文字程度しか表示されないので、前半にキーワードを持ってくるように書くと効果的です。

タイトルタグ(titleタグ)

メタディスクリプションと合わせて対策をすることが多いタイトルタグは、厳密にはmetaタグではありません。とはいえ、検索エンジンはタイトルタグに含まれているキーワードからも、どのようなホームページなのか判断すると言われているため、SEOにも影響があります。タイトルタグには、まずSEOに設定している記事のキーワードを含めるようにしましょう。Google、Yahoo!などの検索ページによっても異なりますが、タイトルタグは30文字前後で途切れてしまうため、30文字前後で収まるように設定します。ユーザー目線に立って、クリックしたくなるような魅力的なタイトルをつけると、クリック率の向上にもつながります。

文字コード

metaタグで文字コードを指定することも重要です。文字コードとは、文字をコンピューターで処理するための、文字に割り振られた固有の数字のことです。代表的な文字コードには、UTF-8やshift_jisなどがありますが、どの文字コードで表示するか指定しておかないと、海外版のブラウザから見た時などに文字化けしてしまう可能性があります。文字化けしてしまうと、検索エンジンによる評価にも影響が出てしまうため、metaタグを使って文字コードを指定しておくことは大切です。

カノニカルタグ(canonicalタグ)

カノニカルタグとは、どのページが評価対象にしてほしいページなのか、検索エンジンにURLを指示するためのmetaタグです。ホームページのなかに中身が重複したページが存在している場合、検索エンジンにコピーコンテンツだと見なされてしまい、検索エンジンの評価が悪くなってしまう可能性があります。そのような悪影響を回避するため、カノニカルタグを使用することで、重複したページのなかで検索エンジンの評価対象にするページのURLがどれなのか、ということを伝えることができます。

OGPタグ

OGPタグは、SNS上でシェアされた時の表示内容を決めておくことができるmetaタグです。OGPタグを設定していない場合、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアされると、SNS側で自動的に画像や説明文の表示をしてしまいます。SNSでユーザーの興味を引き付けるためには、タイトルや説明文、画像、URLなどを適切に表示することが重要になるため、OGPタグによってあらかじめレイアウトを設定しておくことが重要です。

DOCTYPE宣言

DOCTYPE宣言とは、HTMLの書き出しで、ブラウザにどんなドキュメントか知らせるmetaタグです。DOCTYPE宣言を設定することにより、文字化けを防いだりテーマを明確にしたりするなどの効果があります。

ビューポートタグ(viewportタグ)

ビューポートタグは、ホームページの表示をスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に対応させ、見やすく表示されるようにするためのmetaタグです。モバイル端末での最適化をしていないと、スマートフォンなどで表示した際に、文字が小さく閲覧しづらくなってしまいます。近年はモバイル端末でアクセスするユーザーが非常に多いため、欠かせないmetaタグです。

noindex・nofollow

ホームページ内の、質が低い記事を検索エンジンから除外するためのmetaタグがnoindex、除外した記事からのリンクをたどらないようにするためのmetaタグがnofollowです。noindexやnofollowといったmetaタグを使うことによって、ホームページ全体の質を落とさないようにするなら、検索エンジンの評価に良い影響を与え、SEO対策に役立ちます。

メタキーワード(meta keywords)

メタキーワードは、以前はSEO対策のためによく使用されていましたが、近年はメタキーワードを使っても、高いSEO効果は見込めなくなっていると言われています。以前より検索エンジンの精度が向上したため、わざわざタグをつけてメタキーワードだと伝えなくても、重要なキーワードを認識できるようになったようです。メタキーワードを設定する際は、SEO対策用に設定しているキーワードや関連するキーワードを3~5個ほど設定し、コンマでつないで記述します。

metaタグがSEOに与える影響

metaタグは適切に配置することで、検索エンジンにWebサイトの内容を正確に伝えることが可能となります。仮にコンテンツの内容がE-E-A-Tを満たす高品質なものでも、検索エンジンから理解されなくては正当な評価を受けることができません。metaタグの設定によりユーザーの関心を集めることができると、クリック率の向上が期待できます。検索エンジンはコンテンツの品質やユーザーの検索行動を基準にSEOを評価するとされています。そのためmetaタグを適切に設定することで、コンテンツが正当に評価され、SEOの効果を高めることが見込めます。


たとえば、Webサイトの概要を記載する「meta descriptionタグ」の内容は、検索結果画面でユーザーも目にする情報です。書かれている内容がユーザーにとって役に立つ情報かどうかは、クリック率に影響を及ぼす重要な要素となります。ページの概要は検索エンジンが自動的に抜粋して表示することもできますが、自分で設定することで、よりユーザーの興味関心を引くような魅力的な文言を記載することが可能です。検索結果で表示される短い文章でも、適切なキーワードを含めるとクリック率の向上につながるため、meta descriptionタグの設定はSEO効果を発揮するといえます。


Webページの画面表示をスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に対応させ、ユーザーがページを読みやすくするための「viewportタグ」もモバイルフレンドリー対応として重要です。ユーザーの検索体験の満足度向上はSEOに良い影響を与えます。モバイルユーザーの多い現代では、viewportタグの設定によってユーザーに快適な閲覧環境を提供することは、SEO対策で必要となります。


metaタグは適切に設定することで、検索エンジンとユーザーの双方に対して有用な情報を与えることが可能となります。metaタグを設定した後、即座に効果が現れるとは言い切れませんが、検索エンジンとユーザーからの評価が高まることで、間接的にSEOへ良い効果をもたらします。

metaタグの設定が不適切な場合に起こり得ること

metaタグの設定が不適切・不十分だと、検索エンジンやユーザーに正しく情報を伝えられません。検索エンジンがコンテンツの内容を正確に把握できなければ、SEO評価にマイナスの影響を与えてしまう可能性があります。たとえば、meta descriptionタグの内容が不適切だと、コンテンツ内容と無関係なテキストが検索結果のページ説明文に表示されてしまいます。その場合、ユーザーから閲覧されずにクリック率の低下を招くほか、検索エンジンからも内容と相違があるとして、コンテンツの信頼性が低いと判断されてしまう恐れがあります」。


ほかにも、言語設定のタグが不十分で文字化けを起こしてしまう、metaタグの不適切な使用により重複コンテンツとみなされてしまうなど、ユーザーの満足度の低下につながる事態も想定できます。その結果検索エンジンからのSEO評価が低下するため、metaタグの不適切な使用は避けた方が懸命と考えます。

metaタグを設定する際のポイント

metaタグを設定する際には、各タグによって注意すべき点が異なりますが、いずれも検索エンジンとユーザー双方の視点を考慮することが大切です。検索エンジン向けの情報を記述するだけでなく、ユーザーが検索に求める答えを意識したmetaタグ設定を行うことが、長期的なSEO効果につながります。より効果的なSEO対策を行うためには、metaタグの設定を含めてプロへ相談することも手段のひとつです。

コンテンツ内容に合わせたmetaタグを設定する

Webサイトの情報が正確に伝わるように、コンテンツ内容に合わせたmetaタグを設定しましょう。Webサイトはいくつかのコンテンツの集合体ですが、ページによって販売や集客などの役割が異なります。そのため、各ページの目的に合わせてmeta descriptionタグの内容を設定することが大切です。たとえば、販売を目的とするページでは商品の特徴を記載する、ユーザーの信頼獲得を目的とするページでは専門知識をわかりやすく説明するなど、検索結果からページ内容が理解できる情報を含める必要があります。逆に全てのページに同じ内容のmeta descriptionを記載した場合、ユーザーの混乱を招き、SEOの評価にも悪影響を与える可能性があるため、注意しましょう。

コンテンツの目的でmetaタグを使い分ける

コンテンツの目的によって、metaタグの種類を使い分けることも大切です。たとえば、SNS等での拡散を目的としたWebページにはOGP(Open Graph Protocol)タグを設定することが有効です。OGPタグはSNS等でWebページがシェアされた際に、表示される画像やタイトルを設定することができます。ユーザーが興味を抱きやすいインパクトのある画像や説明文を設定することが可能で、タグを設定せずに自動生成された場合よりもページの拡散効果が高まります。シェアによる被リンクの獲得は、間接的なSEO効果も見込めます。noindexタグは、古いページを検索結果に表示させないようにするなど、インデックスしたくないページを設定することで、WebサイトのSEO評価が下がるのを事前に防げるタグです。各ページで設定するmetaタグを選択すると、効率的にSEO対策を施すことができます。

競合他社のmetaタグを調査・分析をする

競合他社のサイトがどのようなmetaタグを設定しているか調査・分析することも有効です。ターゲットの属性が同じ場合、どのようなキーワードで検索結果上位に表示されているのか、meta descriptionに含まれる内容はどのようなものかといった情報は、自社サイト改善への参考となります。ただしSEOにおいてコピーコンテンツは低品質と評価されてしまうため、E-E-A-Tを基準として独自性を維持した内容を記述しましょう。

metaタグに入れる情報を精査する

一方で検索エンジンに情報をできる限り伝えようとして、metaタグに入れる情報を詰め込みすぎてしまうことには注意が必要です。とくに、meta descriptionタグの文字数は多く設定しても検索結果に全ては表示されません。モバイルで表示される文字数はさらに少なくなります。キーワードを必要以上に入れ込むことも、スパムとして認定されて、SEO評価が下がる可能性があります。そのため、metaタグに記載する情報はキーワードを含めて簡潔に、わかりやすくしましょう。なお、metaタグの重複は、検索エンジンから重複コンテンツとみなされ、SEO評価への影響を及ぼす可能性があります。

定期的にmetaタグを見直す

最後に一度設定したmetaタグは、定期的な見直しが必要です。たとえば、ユーザーのトレンドに合わせてコンテンツ内容を最新の情報に更新した際に、metaタグも新たな内容に更新します。更新を怠ると、metaタグとの内容の相違が発生しSEOに逆効果となってしまいます。またmetaタグの効果を測定し、クリック率の低いページのmeta descriptionを改善することで、Webサイト全体のアクセス数が増加する可能性があります。Googleの検索アルゴリズムの改定によって、クローラーが読み込むタグの種類が変更になる場合にも、metaタグを調整し、最新のSEO対策が施せるようにする必要があります。

まとめ

コンテンツが検索エンジンから正しく評価されるために、metaタグ(メタタグ)は重要な役割を果たし、SEO対策に欠かせない要素です。今後AIや検索エンジンのさらなる進化により、metaタグの役割や重要性が変化する可能性もあり、継続的にクリック率の向上やSEO効果を発揮するためには定期的な見直しが必要です。metaタグの適切な設定を行い、ユーザーと検索エンジン両方にとって価値のあるコンテンツ作成を目指しましょう。

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