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オーガニック検索(おーがにっくけんさく)

オーガニック検索(おーがにっくけんさく)

オーガニック検索とは、ユーザーがWebで検索したキーワードに応じて表示される、広告を除いた検索結果のことを指します。オーガニック検索による検索結果の内容は広告表示エリアの下に表示され、1ページあたりおおよそ10件の検索結果が表示されます。オーガニック検索の「オーガニック」は、農薬や化学肥料等に頼らず自然をいかして生産された農産物を表すオーガニックという言葉からきており、Web業界では「広告など第三者の介入がない、自然な検索」という意味で使われています。そのため、オーガニック検索のことを「自然検索」と呼ぶこともあります。


オーガニック検索で表示される検索結果は、各検索エンジンの評価基準(アルゴリズム)によって、評価が高い順に表示されます。国内ではGoogleやYahoo!などの検索エンジンの利用率が多くを占めます。Yahoo!はGoogleの検索システムを採用していますが、GoogleもYahoo!もそれぞれ独自のコンテンツが存在するため、オーガニック検索の検索結果が完全に一致するわけではありません。またユーザーがWeb検索をする際には、パーソナライズ機能というユーザーの検索履歴やサイト訪問歴などを元に検索結果が表示されるため、それによってもオーガニック検索の検索順位が変わる場合もあります。オーガニック検索の検索順位が上位であればあるほどサイトのクリック率は上がるため、オーガニック検索の検索順位はサイトの流入数を決める大きな要因となります。


オーガニック検索とリスティング広告は検索結果に表示される仕組みが異なります。リスティング広告とは、事前に設定したキーワードに対してテキスト形式で広告を表示する手法です。リスティング広告の場合は広告料に応じて表示されるため、オーガニック検索のように自然な状態での表示ではありません。リスティング広告は広告を表示させるキーワードを限定できることから、商品・サービスの購入といったコンバージョン獲得を目的としています。一方オーガニック検索の場合はリスティング広告よりも幅広いユーザーに見てもらえる可能性があることから、自社の商品・サービスのブランディング効果を目的とする場合に効果的です。


マーケティング活動において、オーガニック検索で上位表示を目指すことにはいくつかのメリットがあります。オーガニック検索の場合は広告を掲載するわけではないため、基本的に費用は発生しません。オーガニック検索で上位表示ができれば、コストをかけずにマーケティング活動を成功させることにつながります。オーガニック検索で上位表示されることでサイトの集客率が上がり、さらにコンバージョン率の向上も見込めます。ユーザーはオーガニック検索で上位に表示されている企業のサービスを潜在的に「よいサービス」と認識するため、企業の認知度向上が期待できるのも大きなメリットです。オーガニック検索の場合は、広告とは違い基本的に掲載を終了することがないため、サイトを削除しない限りはWeb上に残り続け、長期的にサイトへの集客を見込めます。


オーガニック検索で上位表示させるためには、SEO対策が欠かせません。検索エンジンのアルゴリズムに合わせたSEO対策をすることで、オーガニック検索で上位に表示されるようになります。SEO対策には内部SEOと外部SEOがあり、それぞれの対策が必要になります。内部SEOでは、適切なキーワード選定やユーザーが必要な情報が記載されているページへ誘導する内部リンクの設置などが有効です。サイトのコンテンツの質を高めることが内部SEOにおいては重要になります。外部SEOでは被リンクの獲得が重要な要素になります。被リンクとは、他社サイトが自社サイトのリンクを掲載してくれることで、被リンクの獲得により検索エンジンの評価は向上するため有効な外部SEOとなります。そのほか外部SEOではSNSの活用も効果的です。SNSで自社商品の情報を発信することで、興味をもったユーザーがさらに情報を拡散してくれる場合があります。SNSでのいいね数やシェア数が直接的にSEOに影響することはありませんが、自社商品の知名度が上がることにより他社サイトからの被リンク獲得につながる可能性があります。その結果間接的にではありますが検索エンジンの評価向上が見込めるため、外部SEOとしてSNS運用を視野に入れることもひとつの方法です。内部SEO・外部SEOはどちらかだけでなく、両方バランスよく対策を取っていくことで、オーガニック検索での上位表示につながります。


オーガニック検索の順位やサイトの状態を確認できるツールはいくつかあります。Google アナリティクス4ではユーザーがどこから流入してきているのか、平均滞在時間、流入後の行動などを確認できます。GA4ではオーガニック検索での流入の場合は「Organic Search」という項目で表示されます。さらにGoogle Search Console(サーチコンソール)を使用すれば、ユーザーがどのようなキーワードで検索しサイトに流入してきているか確認が可能です。想定していなかったキーワードで流入している場合もあるため、SEO対策をする際に参考となる項目になります。そのほか、ツールを使わずに実際にWebで検索を行いオーガニック検索の順位を確認することも可能です。Google Chromeではシークレットモードを使用するなど、ブラウザのパーソナライズ機能が影響しない状態で検索するとより正確な検索結果を確認できます。サイトを公開したらそのままにはせずに、オーガニック検索での表示順位をチェックし、適切なSEO対策を取っていくことが重要です。


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