WORDS
Web用語辞典

メタディスクリプション(めたでぃすくりぷしょん)

メタディスクリプションとは、Webサイト上に掲載される記事の概要を紹介する文章のことをいいます。Googleなどでの検索結果に、Webページの説明文として表示されます。メタディスクリプションを使用するメリットの1つ目は、メタディスクリプションを適切に利用すると、アクセス数上昇の可能性が期待できることです。検索ユーザーは、検索結果に表示されるタイトルとメタディスクリプションで記事の内容を判断しています。タイトルは32文字~40文字程度しか表示されないので、記事内容を要約して伝えるには限界があるのも事実です。そこで、タイトルとあわせてメタディスクリプションも作成することで、検索ユーザーは検索結果から自分の求める記事を選びやすくなります。メタディスクリプションで、検索ユーザーに「この記事は自分の役に立ちそうだ」という印象を与える頻度が増えると、その分アクセス数の増加につながります。2つ目のメリットは、メタディスクリプションを最適化することで、検索ユーザーがWebサイトへ滞在する時間が伸びる可能性があることです。メタディスクリプションで記事の内容を簡潔にわかりやすく伝えられると、検索ユーザーは自分の目的に合った記事を見つけて読み進められます。自分の悩みや疑問を解決してくれる記事が見つかると、検索ユーザーは途中でほかの記事へ移動せずに、記事を最後まで読み進めると、結果的に検索ユーザーがWebサイトへ滞在する時間が長くなります。
 
メタディスクリプション設定のメリットのひとつに、記事へのアクセス数を向上させることをあげました。一方で、SEO効果の有無について着目すると、メタディスクリプションを使用すること自体は、SEOに影響がほとんどないといわれています。検索エンジン市場で最大のシェアを占めているといわれるGoogleは、2021年8月現在でメタディスクリプションをSEOの検索順位を判断する基準には含めていないことが確認されています。つまり、検索結果で上位表示を狙いたいキーワードをメタディスクリプションに入れること自体では、SEO効果が期待できるわけではないのです。しかし、メタディスクリプションにSEO対策をしたいキーワードを組み込むと、検索エンジンにチェックしてもらいやすくなります。検索ユーザーが何かを検索する際に検索ウィンドウに入力されるキーワードを予想し、あらかじめ対処しておくと、記事の内容がより伝わりやすくなりSEO効果が期待できるかもしれません。ただし、過剰なキーワードの組み込みはクローラーのSEO評価を下げてしまう恐れがあるため注意が必要です。
 
SEOに影響がないとはいえ、メタディスクリプションを使用することは、検索ユーザーが記事内容を正しく理解するのに役立ちます。Googleの検索結果をとりあげると、メタディスクリプションを設定していないWebページの場合でも、検索結果の記事概要の項目にはしっかりと文章が表示されます。その文章は、Webページ内にあるテキストをGoogleが自動的に検知して表示したものです。ただし、あくまでも自動的に検知されて表示された文章なので、意図していない文章が検索結果に表示されてしまう恐れがあります。もし意図していない文章が検索結果に表示されると、検索ユーザーにWebページの内容が誤解されてしまう可能性があるのです。Webページの内容が誤解されてしまうと、SEO評価を下げることにもつながりかねません。したがって、検索ユーザーにWebページの内容を正確に伝えるためにも、適切なメタディスクリプションの設定は重要であるといえます。
 
検索ユーザーにとって有益なコンテンツ制作のため、メタディスクリプションを使用する際に重視すべき点があります。まず、ひと目で記事内容が伝わる文章を書くことです。メタディスクリプションに記事の内容が簡潔にまとめられていると、検索結果が表示されてすぐに自分が求めているWebページを見つけられ、効率よく情報を得られます。また、メタディスクリプションに、Webページのタイトルに組み込めなかった内容などを入れることで、記事内容がより伝わりやすくなります。記事の内容を簡潔に伝えるメタディスクリプションの設定は、検索ユーザーにその記事が選ばれるのにも非常に重要です。記事内容がわかりやすいメタディスクリプションの設定は、結果としてSEO効果を得ることにつながるかもしれません。次に、記事を読むことで検索ユーザーが得られる「いいこと(恩恵や体験など)」や、検索ユーザーが解決できる悩みについての内容を含めることも大切です。検索ユーザーは何らかの悩みや疑問を解決する目的で検索をしているので、その悩みや疑問に関することがメタディスクリプションに含まれていれば、その記事にアクセスする可能性が高まります。たとえば、商品紹介を目的とした記事を作成するときには、商品の詳細や特徴だけでなく「その商品があることで、どのような体験をすることができるか」についても紹介すると、検索ユーザーに商品の魅力がより伝わりやすくなります。記事の内容だけでなく、メタディスクリプションも検索ユーザーの悩みや疑問に寄り添った内容にすることで、さらに検索ユーザーの役に立つコンテンツとなり、SEO効果も期待できます。
 
メタディスクリプションは適切に使用すると、検索ユーザーが検索エンジンを利用して情報収集する際、最適なWebサイトや記事を選択するのに役立ちます。検索エンジン市場で最大手といわれるGoogleは、検索エンジンではなく検索ユーザーの行動を意識することを求めています。メタディスクリプションはSEOの評価基準には入っていませんが、適切にキーワードを組み込むと、SEO対策のひとつになる可能性もあります。SEOを意識した記事やコンテンツ制作の際は、Webページの説明文であるメタディスクリプションを、単にSEO目的ではなく、検索ユーザーや読者に優しいものにするよう心がけることが重要です。

用語カテゴリ
ABCDEFG
HIJKLMN
OPQRSTU
VWXYZ
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
お問い合わせ
資料請求
関連記事
メタキーワード(めたきーわーど)
メタキーワード(めたきーわーど)
Contact

お問い合わせ

わたしたちが、
問題解決をサポートします

コンテンツSEOやWebに関するご相談・お見積りはお問い合わせフォームよりお願いします。