WORDS
Web用語辞典

キーワード(きーわーど)

SEOにおいてのキーワードとは、検索者が検索エンジンの検索ウィンドウに入力する語句のことです。検索者がGoogle等の検索エンジンを使用して何かを調べる際は、必ず何らかの意図があります。そのため検索ウィンドウに入力されるキーワードには、検索者の検索意図が反映され、キーワードから検索者の疑問や悩みを推測できるのです。同じキーワードで検索された場合でも、すべての検索者が同じ検索意図を持っているとは限りません。しかし、それぞれ異なる目的で検索されたとしても、「多くの検索者は検索意図が共通しているか、または類似している」ということになります。したがって、検索意図を意識したコンテンツ作りはSEO対策において重要であり、検索意図の推測の手掛かりとなるキーワードは、SEO対策の基本的な要素のひとつです。
 
SEO対策を行う際には、キーワードの選定が最も重要です。SEOではキーワードをもとにWebサイト内の構成やカテゴリーを決めたりコンテンツを作成したりします。また、選定されたキーワードによって、Webサイトへのアクセス回数や問い合わせ数だけでなくSEOの難易度にまで影響があります。もしキーワードの選定を誤った場合には、SEO対策の成果が得られないので注意が必要です。SEOにおけるキーワードには、検索回数に応じて区別された3つの種類と、検索意図に応じて区別された4つのタイプがあります。キーワードは、月間検索回数に応じて次の3種類に分けられます。「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」です。ひとつめのビッグキーワードは、月間検索回数が1万回以上となるキーワードで、非常に多くの検索者に頻繁に検索されるキーワードです。検索者の検索頻度が高いためアクセス回数が増加しやすいですが、競合が多いため検索結果で上位表示を狙うのが難しいのが特徴です。「SEO」のように抽象的でひとつの単語でも幅広い意味を推測できるキーワードが多くなります。
 
2つめのミドルキーワードは、月間検索回数が1千回以上1万回未満のキーワードです。検索される回数は多過ぎず少なすぎずのため、ある程度アクセス回数を増加させられます。キーワードによっては、商品の購入や問い合わせにつなげられるものもあります。しかし、ビッグキーワードよりSEO対策の難易度が低いものの、ある程度SEO対策を進めないと検索結果で上位表示されません。ミドルキーワードには、単語数がひとつまたは2つのものが多く、たとえば「SEOとは」のようにビッグキーワードよりも一歩踏み込んだ情報がほしいという検索意図が読み取れます。3つめのロングテールキーワードは、月間検索回数が1千回未満のキーワードです。月間検索回数が少ないためアクセス回数の増加にはあまり影響がないものの、ロングテールキーワードは、SEO対策での競合が少ないことから対策をすると検索結果で上位表示をさせやすくなります。検索ユーザーのニーズや目的が具体的かつ明確になっているものが多く、お問い合わせや商品の購入等に直結しやすいのも特徴です。
 
キーワードは、検索者の検索意図に応じて次の4つのタイプに分けられます。「Knowクエリ」「Doクエリ」「Goクエリ」「Buyクエリ」です。1つめのKnowクエリとは、検索ユーザーが知りたいことを調べるためのキーワードです。検索する人の多くは知りたいと思ったときにすぐ検索することが多いため、多くのキーワードはKnowクエリであるといえます。2つめのDoクエリとは、検索ユーザーがやりたいという行動意欲が読み取れるキーワードです。何かをやりたいと思ったときに検索されるキーワードがDoクエリに該当し、問い合わせにつながりやすいという特徴もあります。3つめのGoクエリとは、検索ユーザーが行きたいという行動意欲が読み取れるキーワードで、検索意図が明確です。カフェやお店、目的地等の特定の場所だけでなく、インターネット上のWebサイト名も、そのWebサイトに行きたいという意図が読み取れるのでGoクエリに含まれます。4つめのBuyクエリとは、検索ユーザーが買いたいという検索意図が含まれたキーワードです。Doクエリに似ていますが、何かを購入するためのショッピングに特化しています。検索ユーザーは、商品やサービスを購入する前提で情報を集めていると考えられ、DoクエリやGoクエリよりも問い合わせ等につながりやすいのが特徴です。これらの検索意図による分類を参考にする際は、すべてのキーワードが必ず4つのうちのいずれかの検索タイプに分類できるわけではなく、複数の検索タイプの特徴を持つキーワードもあるので注意が必要です。
 
SEOを考慮したコンテンツ制作は、まず対策するキーワードを選定し、そのキーワードから検索者の検索意図を想定することからはじまります。Google等の検索エンジンで上位表示されるのは、検索者の目的に合った役に立つコンテンツです。検索者の検索意図に合ったコンテンツを作るためには、検索ユーザーが何を知りたくて検索したのかを明確にする必要があります。検索意図を知る手掛かりとなるキーワードは、SEO対策をするうえで非常に重要です。キーワード選定の際には、キーワードの種類とクエリタイプを意識することで、検索ニーズに合ったコンテンツ作りに役立ちます。

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